ストレスにはコエンザイムQ10がおすすめ

コエンザイムQ10は人の体の中に存在している物質で、生命活動を維持するための大切な働きに関係しています。人体中のコエンザイムQ10は、年齢やそのほかのさまざまな原因で減少することがわかっています。ストレスもコエンザイムQ10の減少に関わる原因のひとつです。

コエンザイムQ10の働きと体内量の減少

コエンザイムQ10は人の体内で作られる物質で、60兆個もあるといわれる人の細胞に存在しています。食品にも含まれ、少しずつですが毎日の食事からも摂取できます。

人の臓器は眠っている間も休みなく動き続け、生命活動を維持しています。そのためにはエネルギーが必要で、それを生み出す作用に関わっている物質がコエンザイムQ10です。

コエンザイムQ10が不足するとエネルギーの産生が効率よく行われず、疲れやすく、やがて健康を害してしまう可能性が高まります。健康を維持するためには、コエンザイムQ10が体内で不足しないように注意しなければなりません。

コエンザイムQ10を減少させる加齢とストレス

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コエンザイムQ10を体内で合成する能力は加齢に伴い低下します。コエンザイムQ10が減少しはじめる年齢は意外に早く、20歳をピークに、それ以降年々減り続けます。心臓など、特にエネルギーを多く必要とする臓器の減少率は著しく、40歳頃には20歳の約半分の量まで低下します。

コエンザイムQ10は年齢以外の原因でも減少します。そのひとつがストレスです。ストレスなしで生活している人はいないといわれる程、現代人はストレスを感じながら生きています。ストレスは精神面だけではなく、体にもさまざまな弊害をもたらします。ストレスはコエンザイムQ10の減少にも関係しているのです。

コエンザイムQ10の不足はストレスの悪影響を強める

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ストレスは疲労、肩こり、不眠、食欲不振、落ち込み、アルコール依存などを引き起こすことが知られています。そのほかにも胃潰瘍、過敏性大腸炎、偏頭痛、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、自律神経失調症、うつ病などの原因であると考えられています。

ストレスにより体内のコエンザイムQ10が減るとエネルギーがうまく作られなくなるため、より強い疲労感を感じ、さらにストレスが増やすという悪循環に陥ります。ストレスが溜まりがちな人はコエンザイムQ10を補給し、エネルギー不足や疲労を解消することが望まれます。

コエンザイムQ10は抗酸化作用を持つ

エネルギーを産生するほかにも、コエンザイムQ10には抗酸化作用があり、体内で増え過ぎた活性酸素を除去し、細胞の老化や生活習慣病などの予防に働きかけます。

活性酸素はミトコンドリア内で、酵素とコエンザイムQ10が協力してエネルギーを作り出す際に発生します。活性酸素は適量であれば細菌や病原菌を除去し、体を病気から守る有益な働きがあります。しかし増え過ぎると、その強い酸化力で正常な細胞まで攻撃してしまう有害な物質に変わります。

体を健康に保つためには、増え過ぎた活性酸素を除去する必要があります。活性酸素はストレスによっても作られます。したがってストレスが溜まりがちな人はコエンザイムQ10を摂取し、活性酸素を除去するように努めましょう。

コエンザイムQ10と抗酸化作用のある食品

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コエンザイムQ10を含む食品はイワシ、さんま、マグロ、かつお、さばなどの魚、肉やレバー、ゴマ油など植物性の油脂、ナッツ、ブロッコリー、ほうれん草、アボカドなどに含まれています。コエンザイムQ10は脂溶性の成分なので、油分を含む食品と一緒に摂取すると吸収率があがり効率的です。

抗酸化作用のある成分はビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群、ポリフェノール、カロテノイドなどがよく知られています。中でもビタミンEやカロテノイドは脂溶性の抗酸化物質で、コエンザイムQ10との相性がよいといわれています。

ビタミンEはひまわり油や綿実油などの植物油、アーモンドやピーナッツなどのナッツ類、うなぎや鮎などの魚類、かぼちゃ、大根の葉、赤ピーマンなどの野菜に多く含まれています。

カロテノイドはビタミンAの前に段階にある脂溶性物質で、天然の赤や黄色、橙色などの色素の一群です。カロテノイドにはβカロテンを含むニンジンやカボチャ、リコピンを含むトマトやスイカ、ルテインを含むほうれん草などがあります。

抗酸化物質は、水溶性と脂溶性の両方をバランスよく摂ることにより有効に働きます。いくらコエンザイムQ10と相性がよいとはいえ、脂溶性の抗酸化物質を含む食品ばかりを摂らず、バランスよく摂取することが大切です。ちなみに水溶性の抗酸化物質には、ポリフェノールの一種、アントシアニンを含むブドウやブルーベリー、タンニン、カテキンを含む緑茶などがあります。

コエンザイムQ10をうまく活用ししょう

コエンザイムQ10はエネルギーを作り出す作用と、ストレスにより増える活性酸素を除去する抗酸化作用とがあります。バランスのよい食事をすることで、コエンザイムQ10を食品から摂取することができます。年齢やストレスにより減り続けるコエンザイムQ10は毎日、継続して補給することが大切です。食品以外では、サプリメントからもコエンザイムQ10を摂取することができます。40歳を過ぎると、体内のコエンザイムQ10の量は著しく低下するため、サプリメントからもコエンザイムQ10を補給してみるとよいでしょう。

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