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犬専用のコエンザイムQ10

いつまでも元気で長生きして欲しいとの願いから、市販されるペット専用のサプリメントの種類も数多くあります。コエンザイムQ10もそのひとつで、犬専用の商品が販売されています。コエンザイムQ10は犬にどのような効果をもたらすのでしょうか。

犬の健康維持をサポートするコエンザイムQ10

ドックフードの改良や、医療の発達のお陰で犬の平均寿命は伸びています。それでも人間に比べると、犬はかなり早い速度で老化します。これは仕方のないこととはいえ、いつまでも健康で長生きして欲しいと願うのは、飼い主にとっては自然な思いです。

犬が年を取っても、元気でいられるための助けをするのがコエンザイムQ10です。コエンザイムQ10は人だけではなく、犬の健康もサポートします。

エネルギーを産生するコエンザイムQ10

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コエンザイムQ10は、人や動物の体の中にある物質で、全身の細胞のミトコンドリアという部分に多く存在しています。ミトコンドリアでは、エネルギーの元になるアデノシン三リン酸という物質が作られます。コエンザイムQ10は、その物質を効率的に作り出す働きに関わっています。

エネルギーは活動する時にはもちろん必要ですが、何もしていなくても臓器を動かし体温を一定に保つなど、生命を維持するのに不可欠です。そのエネルギーをうまく作り出すのに必要な物質がコエンザイムQ10です。これは同じ哺乳類である人も犬も変わりません。コエンザイムQ10は大量のエネルギーが必要とされる心臓や腎臓などに多く存在しています。

抗酸化作用のあるコエンザイムQ10

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呼吸により取り入れた酸素は全身に運ばれ細胞に取り込まれます。そして栄養素と共にエネルギーが作り出されますが、この際に活性酸素が発生します。活性酸素は体内の細菌を除去し体を守る有益な働きをします。しかし増え過ぎると細胞を傷つけ、老化させてしまう有害物質に変化します。このように、増え過ぎて有害な物質となる活性酸素を除去する働きを抗酸化作用と呼びます。コエンザイムQ10は抗酸化作用があり、活性酸素の害から体を守ります。

抗酸化作用のある成分としてはコエンザイムQ10のほかにビタミンEやビタミンCがあります。ビタミンEは自らが酸化されることにより、活性酸素から細胞が酸化されるのを守ります。コエンザイムQ10とビタミンCは、酸化されたビタミンEを再生させ、再び働くことを可能にします。

人も犬も加齢に伴い、抗酸化物質を積極的に摂り入れ、活性酸素の害から体を守ることがすすめられます。

加齢と共に減少するコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は加齢に伴い体内で作られる能力が低下し、体内に存在する量が減少します。これは犬においても同様で、エネルギーを多く必要とする心臓、腎臓、肺などの減少率が特に高いことがわかっています。このため、食品などからコエンザイムQ10を補うことが望まれます。

犬用コエンザイムQ10を与える時期

コエンザイムQ10はドックフードに配合したものと、犬用のサプリメントとして販売されているものがあります。では何才頃から犬にコエンザイムQ10を与えるのがよいのでしょうか。

犬は平均寿命の半分に到達した頃を高齢期の始まりとみなします。加齢に伴い減少するコエンザイムQ10を与えるのは、高齢期用のドックフードへ切り替える頃を目安の時期と考えてよいでしょう。しかし特に決まった年齢というのはないため、獣医さんとも相談して決めることをおすすめします。

コエンザイムQ10はどれくらい与えるのか

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人の場合、コエンザイムQ10の摂取目安量や摂取上限量は決められていません。コエンザイムQ10は医薬品としての使用が認められ、その場合は1日に30mgまでの摂取と定められています。厚生労働省は、サプリメントも医薬品と同様に、1日に30mgまでを摂取するように呼びかけています。犬も摂取目安量などは決められていません。

犬に与える場合、まず商品に記載されている注意書きをよく読み、使用方法や与える量を守りましょう。コエンザイムQ10に深刻な副作用は報告されていませんが、摂り過ぎると胃腸障害が起きることが指摘されています。最初は少量を与え、変化がないかどうか、犬の様子をよく観察しましょう。

まとめ

コエンザイムQ10はエネルギーを作り出し、増え過ぎた活性酸素を除去し、老化を防止する抗酸化作用のある物質です。体内で合成されますが、加齢に伴い体内の量は減少します。人も犬も年齢に伴い、積極的に摂取したい成分です。

人の場合も犬の場合も、コエンザイムQ10の摂取目安量や摂取上限量は決められていません。コエンザイムQ10はドックフードに配合されていたり、犬専用サプリメントとして販売されています。安全性が高い物質ですが、最初は少量を与え、様子をみるようにしましょう。

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