還元型コエンザイムQとは

コエンザイムQ10は数種類の型があり、それぞれ違った特徴を持っています。
サプリメントや健康食品を購入するにあたり、どの種類のコエンザイムQ10が使われているのかを確かめておくことをおすすめします。ここでは、還元型のコエンザイムQ10についてご紹介します。

コエンザイムQ10は酸化型と還元型に大別

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コエンザイムQ10はビタミンに似た働きのあるビタミン様物質です。体内で酵素と結びつき、エネルギーを産生する働きを助ける補酵素として知られています。

コエンザイムQ10は酸化型と還元型に大別されます。初めて量産された時のコエンザイムQ10は酸化型で、サプリメントの原料の主流として使用されました。その後、かなりの年月を経て開発されたのが還元型です。

人体中にあるコエンザイムQ10のほとんどは還元型

コエンザイムQ10の約60%は人の体内で合成され、約40%を食品から摂っているといわれています。

コエンザイムQ10は人の体内のあらゆる部分に存在しています。肺、脳を除いて各臓器にある57~100%のコエンザイムQ10が還元型として存在しています。また血漿中の総コエンザイムQ10量の80%以上が還元型で、すぐに効果を発揮することができます。

これに比べ酸化型は、摂取したのち体内で還元型に変換されてから使用されます。還元型が即使用できるのに対し、酸化型は使用できるまでひとつ余分な手順を踏まなければならず、効率が悪くなります。

体内ですぐに使用できるメリットがある還元型は、より大きなエネルギーを産生することが可能で、コエンザイムQ10を効率よく利用することができます。

還元型コエンザイムQ10のふたつの大きな働きとは?

還元型のコエンザイムQ10は主にふたつの働きを担っています。ひとつはエネルギーの産生で、もうひとつは抗酸化作用です。

エネルギー産生

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生命維持と活動のための必要なエネルギーは、細胞の中のミトコンドリアで作り出されます。エネルギー産生には食品から摂り入れた栄養素と、呼吸により取り入れた酸素、そして酵素が必要です。酵素の中には単独ではうまく働かないものがあり、それを助けるのが補酵素である還元型コエンザイムQ10です。

還元型コエンザイムQ10がなければ、エネルギーの産生に支障をきたしてしまいます。エネルギー不足は老化や病気の原因でもあるため、還元型コエンザイムQ10の果たす役割は非常に大きいといえるでしょう。

抗酸化作用

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還元型コエンザイムQ10は抗酸化作用があり、活性酸素を除去し、体を老化や病気から守る働きがあります。

活性酸素はウイルスや病原菌を分解し、人の体を守る働きがありますが、増え過ぎると有害で、正常な細胞を酸化させ老化や病気を引き起こします。抗酸化作用とは、増え過ぎた活性酸素を除去し、老化や病気を防ぐ働きをいいます。

激しい運動、紫外線、喫煙、ストレス、食品添加物、大気汚染などによって活性酸素は増加します。また呼吸により取り入れた酸素の2~3%が活性酸素に変化します。これはミトコンドリアがエネルギーを産生する際に発生する活性酸素ですが、還元型コエンザイムQ10の抗酸化作用により除去することができます。

還元型コエンザイムQ10~今後の期待される働き

近年の研究により、還元型コエンザイムQ10はインフルエンザの予防効果が期待できることが明らかになっています。還元型コエンザイムQ10を摂取することにより免疫機能が高まり、間接的にインフルエンザに対しての予防効果が得られるのではと考えられています。今後の新たな研究結果報告が待たれます。

還元型コエンザイムQ10は加齢などに伴い減少する

野菜類、肉類、果物類、乳製品など、普段口にする多くの食品に、還元型、酸化型の両方のコエンザイムQ10が含まれています。とはいえ還元型コエンザイムQ10の体内量は加齢に伴い減少し、さらに病気、ストレス、喫煙などによっても減少します。還元型コエンザイムQ10の体内量が減るとエネルギーが不足し、疲労がなかなか回復しなくなります。体内量が不足しないように、普段からバランスのよい食事を摂るように心がけましょう。コエンザイムQ10のサプリメントも数多く販売されているので、上手に利用するのも一案です。

まとめ

コエンザイムQ10は酸化型と還元型に大別されます。体内に存在するコエンザイムQ10のほとんどは還元型で、すぐに効果を発揮することができます。

還元型のコエンザイムQ10の働きはエネルギーの産生と抗酸化作用です。
今後の期待できる働きとして、インフルエンザの予防効果が報告されています。

還元型コエンザイムQ10の体内量は加齢に伴い減少し、病気、ストレス、喫煙などによっても減少します。不足しないように、普段からバランスのよい食事を摂るように心がけましょう。サプリメントを上手に利用するのもよいでしょう。

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