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コエンザイムQ10とチラーヂンSの飲み合わせ

チラーヂンSとは甲状腺の機能が低下している人に処方される薬です。コエンザイムQ10とチラーヂンSは飲み合わせに注意が必要であるとされています。その理由は血圧の変動に関連するからです。このふたつの飲み合わせについて説明しましょう。

チラーヂンSは甲状腺疾患の治療薬

甲状腺はのどぼとけの下に位置している小さな臓器で、甲状腺ホルモンを合成、分泌しています。甲状腺ホルモンはブドウ糖の吸収を高め、グリコーゲンが肝臓で分解されるのを助けます。また、タンパク質や脂肪の分解を促し、全身の細胞の新陳代謝を促進します。チラーヂンSは甲状腺ホルモンの不足を補い、新陳代謝を促進する甲状腺疾患の薬です。

チラーヂンSは以下のような甲状腺の病気にかかると処方されます。

クレチン病

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先天的に甲状腺の機能に障害がある、あるいは甲状腺が欠損しているため、身体と知能の成長が遅れる病気です。日本では5~6000人に1人の割合で発症するとされています。

甲状腺機能低下症

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女性に多い病気で、甲状腺ホルモンの分泌が減ることにより発症します。活動性が鈍り、疲労倦怠感があります。記憶力や計算力が低下することもあります。

粘液水腫

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甲状腺機能低下症が進行したものが粘液水腫です。顔や手足に浮腫ができ、皮膚が乾燥します。表情が乏しく、活動性が鈍ります。

甲状腺腫瘍

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良性腫瘍とがんがあります。良性とがんの区別が難しいといわれています。甲状腺がんは進行が遅いのが特徴です。

チラーヂンSとコエンザイムQ10の飲み合わせ

チラーヂンSの副作用のひとつに血圧を変動させる作用があります。コエンザイムQ10にも血圧を調整する作用があり、同時に摂取すると血圧の変動が激しくなる可能性があります。

またチラーヂンSは嘔吐、下痢、食欲不振などの副作用が起きることがあります。コエンザイムQ10の副作用はほとんどないのですが、過剰摂取した場合、下痢、腹痛、嘔吐、胃腸障害などの症状が出たという事例が報告されています。

これらのことを考慮すると、コエンザイムQ10とチラーヂンSは飲み合わせが悪いと判断されます。したがってチラーヂンSを服用中の人は、コエンザイムQ10の摂取は控えたほうが良いでしょう。気になる場合は、かかりつけの医師に相談することをおすすめします。

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