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コエンザイムQ10の保湿効果

肌が乾燥するとシワやたるみができやすく、お化粧のノリが悪くなります。乾燥肌は保湿成分を含む化粧品でのケアと同時に、体の中からも保湿に心がけることが大切です。健康食品として人気のコエンザイムQ10には保湿を促す効果があります。コエンザイムQ10が保湿に働く理由について説明します。

乾燥肌の原因はターンオーバーの乱れ

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季節を問わず、肌の乾燥で悩む人は少なくありません。乾燥肌を放置するとかゆみや湿疹が出ることもあり、肌の老化が進みます。

一見、薄くみえる肌は、外側から表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっています。肌の表面を覆う表皮はさらに外側から角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれています。表皮の一番外側にある角質層はバリアの役目を果たしており、外の刺激から肌の内部を守るのです。

角質層は、通常4~6週で剥がれ落ち、新しく作られた細胞と入れ替わります。このサイクルをターンオーバーと呼びます。
保湿を保ち、乾燥から肌を守るためには角質層のターンオーバーを正常に保つ必要があります。

ターンオーバーの乱れは活性酸素と密接に関わっています。活性酸素はストレス、喫煙、紫外線、食品添加物などにより体内で増加します。増え過ぎた活性酸素は細胞を酸化させ、老化を進行させます。角質層の細胞が酸化されるとバリア機能が低下し、肌の水分が失われます。

コエンザイムQ10はターンオーバーを正常にする

コエンザイムQ10は増え過ぎた活性酸素を除去する作用がある抗酸化物質です。肌の細胞の酸化を食い止め、ターンオーバーを正常にし、角質層のバリア機能を守る働きがあります。

コエンザイムQ10はサプリメントや健康食品として広く知られていますが、体内でも作られる成分です。活性酸素を除去するほかにも、細胞内でエネルギーを作り出す働きに関わります。

コエンザイムQ10が体内に十分存在すると、エネルギーが効率よく作られ、細胞が活性化し血行の促進につながります。血行の促進は代謝を高め、ターンオーバーの促進を期待することができます。

肌の保湿性や弾力性を保つコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸

肌の保湿性と弾力性を保つために、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを配合した化粧品が数多く販売されています。これらの成分は互いに補助し合い、肌の保湿を保つことに寄与します。

それぞれの主な特徴と役目は以下のとおりです。

・コラーゲン

コラーゲンは表皮の下の真皮を構成する成分で、アミノ酸がつながり繊維状になったたんぱく質の一種です。コラーゲンは細胞同士を結びつける役目があります。

・エラスチン

エラスチンは硬たんぱく質の一種で、弾力性のある繊維成分です。靭帯や腱などに存在します。皮膚では真皮にコラーゲンと共に存在し、コラーゲンを束ねる役目を果たしています。

・ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は複数の糖が結合した多糖類の一種で、高い保水性があり、筋肉や腱に存在します。皮膚ではコラーゲンとエラスチンのすき間に存在し、肌の保湿に働きかけます。

コエンザイムQ10は線維芽細胞を活性化する

コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、互いに協力し合って肌の保湿性と弾力性などを保つ役割を担っています。これらの成分は同じく真皮にある線維芽細胞で作られます。しかし線維芽細胞も過剰な活性酸素により酸化されると、これらの成分の産生が減少し、肌が乾燥する原因になります。

コエンザイムQ10が体内に十分存在すれば、活性酸素の害から線維芽細胞を守ることができます。また多くのエネルギーを作り出し、線維芽細胞の働きを活発にすることによりコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生を促進します。

体の内側から保湿効果を得よう

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肌の乾燥は化粧品でケアするだけではなく、体の内側からもケアすることが大切です。過剰な活性酸素により皮膚のバリア機能が低下し、保湿に働く成分が体内で不足しないように、コエンザイムQ10を摂取するように心がけましょう。

コエンザイムQ10と相乗効果のある成分にビタミンEとビタミンCがあります。どちらも美容効果の高いビタミンであり、コエンザイムQ10と同じ抗酸化物質です。
ビタミンEは活性酸素の働きを抑制すると、ビタミンE自身が酸化してしまいます。
コエンザイムQ10とビタミンCは酸化したビタミンEを元に戻し、再び働かせることを可能にします。この3つの成分はお互い助け合って働き、一緒に摂取すると効率が良く、より強い保湿効果を望むことができるでしょう。

ビタミンEやビタミンCが同時配合されたコエンザイムQ10のサプリメントも販売されています。それぞれ別々に摂取するよりも便利ですので、より強い保湿効果を望む方は一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

表皮のバリア機能が低下すると、水分が失われ肌が乾燥します。
バリア機能の低下は、過剰な活性酸素によるターンオーバーの乱れなどにより起こります。

肌の乾燥を防ぐためには、過剰な活性酸素を除去するコエンザイムQ10の摂取が適しています。

肌の弾力性や保湿性を保つコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は表皮にある線維芽細胞で作られます。コエンザイムQ10はエネルギーを作り出すことにより、線維芽細胞の働きを活性化します。

肌を乾燥から守るためにはコエンザイムQ10を摂取し、体の内側からのケアを忘れないようにしましょう。

より強い保湿効果を望まれる方は、コエンザイムQ10と相乗効果のあるビタミンEやビタミンCを一緒に摂取すると良いでしょう。

【参考文献】
コエンザイムQ10で保湿
http://www.daisen-snowresort.jp/hositukouka.html

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