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光や熱により分解されるコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は光や熱により分解され変化する可能性があります。これからコエンザイムQ10を摂取してみようかと考えている人は、事前にその性質と注意点を把握しておくことをおすすめします。そのうえで少しでも有効に利用することができるように工夫してみましょう。

エネルギー産生と抗酸化作用があるコエンザイムQ10

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コエンザイムQ10は人の体内で作られる物質です。肉のレバーやイワシ、マグロなどの魚、植物油などにも比較的多く含まれています。人体中では60兆個もあるといわれる細胞のミトコンドリアに最も多く存在します。

コエンザイムQ10は効率よくエネルギーを産生し細胞を活性化する働きと、過剰な活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

コエンザイムQ10は熱により分解される

コエンザイムQ10はオレンジ色の結晶状態の個体ですが、約50℃で溶け、液体に変化し分解される可能性があります。しかし常温に戻ると、再度オレンジ色の結晶状態になります。コエンザイムQ10は熱により形状が変化しやすいため、分解されていてもわかりにくいのです。

コエンザイムQ10を含む肉や魚を加熱調理して食べると、コエンザイムQ10が分解されてしまう恐れがあります。肉や魚は食品の中では比較的多くのコエンザイムQ10を含みますが、それでも加熱調理すると摂取できる量は少なくなる可能性が考えられます。

ナッツや野菜、果物などは加熱せずに食べるとコエンザイムQ10が分解される心配はありませんが、元々の含有量が少なめです。

ゴマ油やひまわり油などの植物油にもコエンザイムQ10は含まれているので、ドレッシングなどに使用するなど、加熱せずに食べるとよいでしょう。

サプリメントの場合は、熱による分解を避けるため、低温処理で加工されている商品が販売されています。

コエンザイムQ10は光の照射により分解される

コエンザイムQ10は紫外線などの光に弱く、長時間光にさらされると分解され変化する可能性があります。これを防ぐため、濃い色のカプセルに入ったコエンザイムQ10が製造されています。家庭でサプリメントを保管する場合、直射日光のあたらない涼しい場所が適しています。

コエンザイムQ10は吸収性が悪い

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コエンザイムQ10は脂溶性で、油には溶けますが水にはほとんど溶けません。吸収性が非常に悪く、摂取したうちの60%は吸収されずに排泄されるという報告もあります。吸収率を高めるためには空腹時の摂取を避け、油を含む食品と一緒に摂取することです。

コエンザイムQ10は大きく分けると酸化型と還元型があります。体内に存在するのはほとんどが還元型です。酸化型は体内で還元型に変換されてから利用されます。このため、摂取してすぐに利用できる還元型が酸化型よりも吸収性が高いといわれています。

吸収性を高めるため、酸化型をシクロデキストリンという物質で包み込んだ包接体コエンザイムQ10というタイプもあります。シクロデキストリンはでんぷんから作られるオリゴ糖が環状になったもので、安全性が確認されています。包接体は分子が小さく、高い吸収率があるコエンザイムQ10です。

コエンザイムQ10の注意点を知ったうえで有効に利用しよう

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コエンザイムQ10は人の生命活動を維持するうえで、エネルギーを作り出すという非常に大切な役割に関わる成分です。体内で作られる量は20歳をピークに年齢と共に減少します。このため、食品やサプリメントから補給することがすすめられます。

コエンザイムQ10を有効に摂取するためには、コエンザイムQ10の問題点である吸収率の悪さ、熱に対する弱さなどを事前に知っておくことは大切です。

そのうえで、コエンザイムQ10のデメリットをうまく改善するように工夫して利用しましょう。

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