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年齢に伴って減少するコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は広く出回っているサプリメントのひとつですが、多くの食品に含まれています。人の体の中にも存在し、体の中で作られる物質でもあります。では何故サプリメントで補給するのでしょうか?コエンザイムQ10は年齢と共に体内の量が減少するため、サプリメントなどからの補給が望まれるわけです。ここでは年齢に伴い変化する体内のコエンザイムQ10の量と、コエンザイムQ10の重要性などについて説明します。

コエンザイムQ10の重要性

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コエンザイムQ10は日本語では補酵素Q10と訳されます。補酵素とは体内の酵素の働きを補助する物質です。体内には生命活動に不可欠な酵素が数多く存在しています。食べ物を消化、吸収する酵素や、栄養を全身の細胞に届け活用させるなど、生命活動に直接関係する酵素などがあります。

酵素の中には単独では働かないものがあります。それらの酵素と結合して、初めて酵素としての働きを持たせるのが補酵素の役目です。補酵素は生命活動を行う上で、不可欠な物質です。

コエンザイムQ10は酵素の働きを補助し、体内のエネルギーであるアデノシン3リン酸の産生に関わるほか、抗酸化物質としての働きを持っていることが確認されています。

体内に存在するコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は体内で合成され、全身に分布しています。心臓、膵臓、腎臓、副腎、肝臓などの臓器中だけでなく、血液中や細胞内にも存在します。細胞内ではミトコンドリアに最も多く存在し、エネルギーの産生に関わります。

加齢に伴い減少する体内のコエンザイムQ10

体内に存在するコエンザイムQ10は20歳をピークに減少していきます。減少率が最も顕著なのが心臓で、20歳を100%とすると40歳で約68%、80歳で約43%に減少します。これは心臓が消費するエネルギー量の大きさを表しています。

主要な臓器での減少率は次のとおりです。

臓器 20歳 40歳 80歳
心臓 100% 68% 43%
腎臓 100% 73% 65%
肝臓 100% 95% 83%
100% 100% 52%

コエンザイムQ10はエネルギーを作り出すのに関わる物質ですので、これが減少するのはエネルギーの生産量が減ることを意味します。エネルギーが減少すれば臓器が衰え老化が進行し、健康を害しやすい状態になると考えられます。

コエンザイムQ10は加齢だけではなく、病気やストレスでも減少することが分かっています。

コエンザイムQ10は何故年齢と共に減少するのか

何故年齢と共にコエンザイムQ10は減少するのでしょうか。ひとつは40歳を過ぎるとコエンザイムQ10の体内での合成力が衰えるため、それに応じて体内に存在するコエンザイムQ10の量も減少するのではないかと考えられています。

コエンザイムQ10は体内で合成される以外にも食品から摂取することができます。コエンザイムQ10は酸化型と還元型がありますが、体内で活用されるのは還元型です。このため酸化型を摂取すると、小腸で吸収される過程で還元型に変換されてから利用されます。しかし酸化型から還元型に変換する能力も加齢に伴い衰えることが確認されています。このことから結果的に年齢と共に体内で利用できる還元型のコエンザイムQ10の量が減り、体内に存在するコエンザイムQ10の量も減るのではとも考えられています。

もうひとつ、加齢に伴い脂質異常症の治療のための薬などを服用する機会が増えます。中でもスタチン系のコレステロールを下げる薬を服用すると、体内のコエンザイムQ10の量は減少します。

加齢により減少するコエンザイムQ10を補うには

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加齢により体内のコエンザイムQ10の量が減るのを補うためには、なるべく食品からコエンザイムQ10を摂取するようにします。コエンザイムQ10は肉類、魚介類、野菜類、豆類、果物類、乳製品など多くの食品に含まれています。まずこれらの食品をバランスよく摂取することが大切です。食品に含まれるコエンザイムQ10の量はそれほど多くありません。しかしバランスの取れた食事を心がけることは、健康でいるための基本でもあります。

コエンザイムQ10はサプリメントで補うのが効率的です。食品からの摂取に比べ、サプリメントは十分な量のコエンザイムQ10を摂取することが可能です。

40歳を過ぎると、体内に存在するのと同じタイプである還元型のコエンザイムQ10のサプリメントを摂取すると効率がよいでしょう。

エネルギー不足、疲れやすい、老化が気になりはじめたら、コエンザイムQ10のサプリメントの摂取を考えてみませんか?

まとめ

コエンザイムQ10は補酵素で、酵素の働きを助け、エネルギーの産生を行います。また抗酸化作用の働きを持ち合わせています。

コエンザイムQ10は年齢と共に体内の量と体内で合成する能力が低下します。
酸化型のコエンザイムQ10を食品から摂取した場合、体内で還元型に変換する力も年齢と共に衰えます。

コエンザイムQ10の体内量の低下はエネルギーの産生量の減少に繋がり、臓器が衰え老化が進行し、健康を害しやすくなります。

エネルギー不足を感じたら、コエンザイムQ10のサプリメントの摂取がおすすめです。

【参考文献】
コエンザイムQ10は体内で合成ができる
http://www.cancernavigator.org/body.html

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