コエンザイムQ10の含有量でサプリメントを選ぶ

健康に対する人々の関心の高まりに伴い、現在、多くの種類のサプリメントが販売されています。その中でもコエンザイムQ10はエネルギーの産生という少し珍しいタイプのサプリメントです。多くのメーカーから色々な種類が販売されているコエンザイムQ10ですが、選ぶ際、ひとつのポイントとなるのが含有量です。

コエンザイムQ10はエネルギーを作り出す成分

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ビタミン剤などと並び販売されている、少し変わった名前のコエンザイムQ10は、日本語で補酵素Q10と訳される成分です。補酵素とは酵素を補助する成分のことです。人の体内には数多くの酵素がありますが、単独ではうまく働かないものがあり、それを補助するのが補酵素の役目です。Q10とはイソプレンという化学構造が10回繰り返すことを表しています。

コエンザイムQ10は人体中の細胞に存在し、ミトコンドリアで酵素と共にエネルギーを作り出す大切な働きに関与します。コエンザイムQ10が不足するとエネルギーがうまく作られず、疲労感や倦怠感を覚え体が衰えます。

コエンザイムQ10は人の体内で合成されますが、合成する力は20歳をピークに低下します。コエンザイムQ10は食品やサプリメントから補給することができる成分なので、積極的に摂取するように心がけるとよいでしょう。

コエンザイムQ10はどのくらい摂取するといいのか

コエンザイムQ10の摂取推奨量や摂取上限量は定められていません。元々コエンザイムQ10は、うっ血性心不全のための医薬品として認められた成分です。医薬品として使用する場合、1日の用量は30mgまでと決められています。

厚生労働省では、健康食品としてのコエンザイムQ10も、1日の摂取量を医薬品と同じ量である30mgまでとするように通知しています。それと同時に、製造者側が責任を持ってその用量を考慮し、継続して長期で摂取した場合の安全性の確認を行う必要があるとしています。

市販のサプリメントのコエンザイムQ10の含有量は?

市販されているサプリメントのコエンザイムQ10の含有量は、全体の80%以上が30mgより多いものです。最も多く販売されているのは1日の摂取量を60mgに設定した商品です。さらに含有量の多いものでは1日の摂取量を300mgに設定した製品も販売されています。

アメリカ製のコエンザイムQ10のサプリメントの含有量はさらに多く、1日に100~1200mgの幅で摂取する商品が主に販売されています。

コエンザイムQ10は人体中に存在する物質で、安全性は高いとされています。しかし過剰に摂取すると、腹痛、下痢、嘔吐、吐き気などの症状が出ることがあると厚生労働省では注意を喚起しています。

消費者からすれば、含有量が多い方がいいのではと考えがちです。しかしたとえ食品であっても、過剰摂取は健康のためには逆効果であるということを覚えておきましょう。

年齢や目的を考慮した含有量のコエンザイムQ10を選ぶ

コエンザイムQ10は40歳頃から著しく体内量が減ります。低下した分を補い、健康を維持する目的で摂取する場合は30mg程度の含有量のものが適しているでしょう。コエンザイムQ10はエネルギー産生のほかにも抗酸化作用がある成分で、肌の老化防止など、美容目的で摂取する人も少なくありません。美容目的であっても、1日30mg程度の摂取が適当であるといえるでしょう。

日常的にスポーツを行いエネルギーの消耗が激しい人、疲労が蓄積している人などは含有量の多めの商品を選択するのも一案です。その場合、製品の注意書きをよく読み、使用方法や1日の摂取量を厳守するようにしましょう。摂取することで胃腸障害など、何らかの気になる症状が現れた場合は、速やかに摂取を中止し様子をみるようにしましょう。

オンラインで各製品のコエンザイムQ10の含有量を調べることができますので購入時の参考にし、自分のニーズに合った含有量の商品を選びましょう。

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