コエンザイムQ10はコラーゲンの生成を支える

コラーゲンは美容のために欠かすことのできない成分として、女性の間で知れ渡っています。コラーゲン配合の美容ドリンク剤や化粧品などが人気を集めていますが、そのコラーゲンを作るのにコエンザイムQ10が大切な役割を果たしています。ここではコエンザイムQ10とコラーゲン生成の関係について説明します。

コエンザイムQ10はエネルギーを作り活性酸素を取り除く

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ビタミン剤などと同様に、サプリメントとして人気の高いコエンザイムQ10は生体活動に必要なエネルギーを作り出すことに関わる成分です。

コエンザイムQ10はビタミンに似た成分ですが、ビタミンとは違い体内で合成されます。人体内のあらゆる部分に分布しており、特に細胞内のミトコンドリアというところに多く存在しています。ミトコンドリアでは体の各組織を動かすエネルギーが作られます。コエンザイムQ10は単独ではうまく作用しない酵素をサポートし、エネルギーの元になるアデノシン三リン酸という物質の産生に関わります。

コエンザイムQ10にはもうひとつ大きな働きがあります。それは細胞を酸化させ老化させる過剰な活性酸素を除去し、生活習慣病などから体を守る抗酸化作用と呼ばれる働きです。

体内で合成されるコエンザイムQ10ですが、年齢に伴い合成する能力が低下し、体内量も減少します。体内のコエンザイムQ10が少なくなると疲労感や倦怠感を覚えやすく、エネルギーが不足し体力が衰えます。

コラーゲンは細胞同士を結びつけるたんぱく質の一種

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コラーゲンはたんぱく質の一種で、皮膚、筋肉、髪の毛、骨、腱、関節などに多く含まれています。コラーゲンはアミノ酸がつながった棒状の分子が3本、らせん状に絡まり合った構造をしています。コラーゲンは生体内のたんぱく質全体の約30%を占めます。皮膚はその乾燥重量の約70~75%がコラーゲンであるといわれています。

コラーゲンの役目は細胞同士を結びつけることで、臓器をはじめとする体の各組織を作るのに必要不可欠な物質です。

コラーゲンが不足すると美容と健康に悪影響が出る

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コラーゲンもコエンザイムQ10と同じく体内で合成されますが、年齢に伴い新しく作られるコラーゲンの量は低下します。

コラーゲンが不足すると美容上だけではなく健康上にも問題が起きます。
骨や軟骨が弱くなり、骨折しやすくなります。また血管が弱まり、免疫力も低下します。

では肌にはどのような影響があるのでしょうか。

新しいコラーゲンが作られなくなると肌の柔軟性が失われ、保水力が低下し、しわやたるみなどのトラブルが起きます。またターンオーバーのサイクルが遅くなり、古い角質がなかなか剥がれ落ちずに肌に残ります。そのためかさつきやシミができやすく、肌にくすみを生じるなど、肌の老化が進行します。

コエンザイムQ10はコラーゲンを作る線維芽細胞を活性化する

肌は一番外側から表皮、真皮、皮下組織という構造でできています。コラーゲンが作り出されるのは表皮の下にある真皮の中の線維芽細胞という場所です。線維芽細胞ではコラーゲンのほかにエラスチンやヒアルロン酸も作られます。線維芽細胞は、美肌のための成分工場のような役割を果たします。

この線維芽細胞でのエネルギーの生産を増やし、活性化するのがコエンザイムQ10です。コエンザイムQ10により十分なエネルギーを得た線維芽細胞は、コラーゲンの生成を促進することが期待されます。

同時にコエンザイムQ10の持つ抗酸化作用によって、コラーゲンが活性酸素により酸化、分解されるのを防止し、活性酸素の害から肌を守ります。

コエンザイムQ10が不足しないように毎日摂取しよう

体内にコエンザイムQ10が十分にあればコラーゲンの生成を促進し、体の内側から美肌を保つ働きが期待できます。体内のコラーゲンが増えるとターンオーバーが正常に行われ、肌荒れや乾燥などのトラブルの改善へつながります。

コエンザイムQ10は20歳をピークに体内の量は日に日に減少するため、食品やサプリメントから毎日補うとよいでしょう。

まとめ

コエンザイムQ10は生体活動に必要なエネルギーを作り出し、細胞の酸化を防止する抗酸化作用があります。

コラーゲンはたんぱく質の一種で、細胞同士を結びつける役割があります。

コエンザイムQ10は真皮にある線維芽細胞を活性化し、コラーゲンの生成を促進します。同時に強い抗酸化作用によりコラーゲンが酸化、分解されるのを防止し、体の内側からの美肌作りをサポートします。

コエンザイムQ10もコラーゲンも体内で合成されますが、年齢に伴い、作られる量は減少します。

コエンザイムQ10が不足しないように、毎日、食品やサプリメントから摂取しましょう。

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