コエンザイムQ10の1日の目安量

エネルギー不足で疲れやすい人は、コエンザイムQ10が不足しているのかもしれません。コエンザイムQ10は一般の食品に含まれていますが、サプリメントとしても販売されています。サプリメントは商品により、コエンザイムQ10の含有量にばらつきがあります。コエンザイムQ10の1日の目安量とはどれくらいなのでしょうか。

コエンザイムQ10の働き

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コエンザイムQ10は人の体内で合成される物質で、人体中のあらゆる部分に存在しています。一般の食品にも含まれています。コエンザイムQ10はビタミンに似た働きがある補酵素のひとつです。

コエンザイムQ10は、細胞内のミトコンドリアで酵素がエネルギーを作り出すのを補助します。コエンザイムQ10が不足するとエネルギーが効率よく作り出されず、疲労や倦怠を感じ、病気にかかりやすく体が弱っていきます。

コエンザイムQ10は抗酸化作用があり、過剰な活性酸素を抑え、生活習慣病などから体を守る働きがあります。

健康を維持していくうえで、効率のよいエネルギー産生に関わるコエンザイムQ10は、人体に必要不可欠な物質といえるでしょう。

食品から摂取するコエンザイムQ10は1日に5~10mg程度

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コエンザイムQ10は、肉や魚をはじめ多くの食品に含まれています。バランスのよい食事をすると、色々な食品から少しずつコエンザイムQ10を摂取することができます。日本人は食事から1日に5mgから10mg程度のコエンザイムQ10を摂取していると推測されています。

サプリメントと医薬品に含まれるコエンザイムQ10の量

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健康食品とみなされるコエンザイムQ10のサプリメントは、国内では1日の目安推奨量を30~300mgとした製品が販売されています。その中で、1日の推奨量を60mgとした製品が最も多く流通し、30mg以上のものが全体の80%以上を占めています。

アメリカでは1日の推奨量が100~1200mgの製品が市販されています。最も多く流通しているのは1日の推奨量が100mgの製品です。

出典:平成16年11月(財)日本健康・栄養食品協会調べ

コエンザイムQ10は健康食品だけではなく、心臓病のための医薬品としての販売も認められています。医薬品の場合、1日の用量は30mgまでと定められています。

コエンザイムQ10の摂取量は1日30mg程度が適切

食品安全委員会ではデータ不足により、コエンザイムQ10の安全な摂取上限量を決めることは困難であると発表しています。

コエンザイムQ10の安全性は一般に高いとされていますが、大量に摂取した場合、吐き気、嘔吐、下痢などの胃腸障害が出る可能性が報告されています。

厚生労働省は、健康食品の過剰摂取を防止する目的で、健康食品の成分は、医薬品として用いられる経口摂取の用量を超えないように指導しています。
また、各自治体を通じ、事業者が用量を考慮し、長期摂取での安全性を確認する必要があるとしています。

以上のことから、健康維持目的でコエンザイムQ10のサプリメントを摂取する場合、医薬品の上限量と同じ30mg程度を目安として摂取するのが適切でしょう。

コエンザイムQ10の吸収を高めるためには

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コエンザイムQ10は脂溶性の物質で吸収率が低く、摂取した量の60%は吸収されずに体外に排泄されると考えられています。このため、せっかく食事やサプリメントから摂取しても、大部分は吸収されずに無駄になってしまうわけです。

脂溶性のコエンザイムQ10の吸収を高めるためには、空腹時に摂取するのではなく、脂肪分の含まれている食品と一緒に摂取することが望まれます。そうすることにより、コエンザイムQ10が食品に含まれている脂に溶け、吸収率を高めることができます。

肉類や油脂類、チーズ、ナッツなどは脂肪が含まれているので、このような食品と一緒にコエンザイムQ10を摂取すると、その働きを効率よく得ることができるでしょう。

まとめ

コエンザイムQ10の安全な摂取上限量は決められていません。

コエンザイムQ10のサプリメントは、国内では1日の目安推奨量を30~300mgとした製品が販売されており、30mg以上のものが全体の80%以上を占めています。

コエンザイムQ10は安全性の高い物質ですが、過剰摂取した場合、軽度の胃腸障害を引き起こす可能性が報告されています。

コエンザイムQ10は医薬品にも使用され、その場合の用量は1日に30mgまでと定められています。

厚生労働省は、健康食品の過剰摂取を防止する目的で、健康食品の成分は医薬品として用いられる経口摂取の用量を超えないように指導しています。

また事業者の責任において用量を考慮し、長期摂取での安全性を確認する必要があるとしています。

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