酸化型コエンザイムQ10とは

コエンザイムQ10は酸化型と還元型が存在します。酸化型は欧米では古くから栄養補助食品として利用されてきました。国内では2001年に食品としてコエンザイムQ10を使用することが認められ、酸化型のコエンザイムQ10が普及していきました。ここでは酸化型コエンザイムQ10について解説します。

コエンザイムQ10とは

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コエンザイムQ10は脂溶性のビタミンに似た働きのあるビタミン様物質です。人の体内で合成することができます。コエンザイムQ10は単独ではうまく働かない酵素を補助し、補酵素としてアデノシン三リン酸と呼ばれるエネルギーの生成に関わります。コエンザイムQ10は、人の生命活動に欠かすことのできない大切な物質です。

酸化型コエンザイムQ10の特徴

酸化型コエンザイムQ10は、食品として販売されはじめた初期の頃に広まった型です。

コエンザイムQ10は体内で合成され、体のあらゆる部分に存在しますが、そのほとんどが還元型です。還元型のコエンザイムQ10は摂取するとすぐに利用され、効率良くエネルギーの産生に関わることができます。

一方、酸化型は摂取すると小腸で吸収されリンパ管に移る過程で還元型に変換されます。還元型に比べ、「変換」という過程が加わるため、利用されるまでに時間がかかり、効率的にエネルギーを産生する力が劣ります。

さらに酸化型が体内で還元型に変換される割合は、加齢やストレス、病気などにより低下します。

コエンザイムQ10は脂溶性の物質で元々吸収率が悪く、摂取しても還元型に変換される前に体外に排泄されてしまう量が多いといわれています。摂取した量の60%は排泄されるという報告もあります。
せっかく酸化型を摂取しても、加齢などにより還元型に変換される割合が低下すると、吸収率が下がり、作り出されるエネルギー量も小さなものです。吸収率の善し悪しはコエンザイムQ10の品質にも関わってきます。

このように酸化型は還元型に比べ、吸収率や産生するエネルギー量が低いなどのデメリットが目立ちますが、メリットもあります。

酸化型は安く生産することができるため、酸化型コエンザイムQ10を原料にした健康食品やサプリメントは比較的手に入りやすい価格で購入できます。継続摂取しやすい価格で購入できるのは、酸化型の大きなメリットといえるでしょう。

酸化型コエンザイムQ10の摂取が向いている人とは

酸化型コエンザイムQ10は、比較的年齢が若く、病気やストレスの少ない人に向いています。高年齢の方や病気、ストレスの多い方は、酸化型を摂取すると体内で還元型に変換される割合が少なくなります。したがって期待する効果がなかなか得られないということが起こります。このような方には還元型のコエンザイムQ10の摂取がおすすめです。

体内のコエンザイムQ10の量は40歳代以降、急に減少します。コエンザイムQ10が減少するとエネルギー量が減り、老化が進行し病気にもかかりやすくなります。多くの食品に含まれている成分とはいえ、サプリメントなどで意識して摂取するように心がけるとよいでしょう。

まとめ

酸化型コエンザイムQ10は体内で還元型に変換されてから利用されるため、効率的にエネルギーを産生する力が劣ります。また酸化型が体内で還元型に変換される際、加齢やストレス、病気などにより変換される割合が低下し、産生されるエネルギー量が減ります。

酸化型は安く生産することができるため、酸化型コエンザイムQ10の健康食品やサプリメントは比較的手に入りやすい価格で購入できるメリットがあります。

酸化型コエンザイムQ10は年齢が若く、病気やストレスの少ない人に向いています。高年齢の方や病気、ストレスの多い方は、還元型のコエンザイムQ10の摂取がおすすめです。

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