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コエンザイムQ10は老人性難聴の予防と改善に効果あり

加齢に伴い、体のあちこちが少しずつ衰えてきます。人の会話がよく聞こえなくなると、それは老人性難聴かもしれません。老人性難聴は老化による耳の機能の衰えで、個人差はありますが大体60代頃に起こることが多いようです。
老人性難聴の予防と改善にコエンザイムQ10が役立ちます。その理由について説明しましょう。

難聴の種類

難聴は伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴の3種類に大別されます。

・伝音性難聴

中耳炎などにより、外耳と中耳に障害が起こり聞こえにくくなる難聴です。聴覚神経には異常がなく、治療できる可能性があります。

・感音性難聴

内耳の聴覚神経の障害による難聴です。音を感じる有毛細胞が減ることが原因で、治療が困難とされています。

・混合性難聴

伝音性難聴と感音性難聴の両方が合わさった難聴です。どちらの難聴の度合いが大きいかは個人により異なります。老人性難聴は混合性難聴である場合が多いです。

老人性難聴の特徴

老人性難聴は加齢に伴う耳の機能の低下であり、ゆっくりと進行するため、初期段階で自覚することはほとんどないといわれています。

老人性難聴はまず高音が聞こえにくくなり、両方の耳の聞こえ方が同時に悪くなります。そして音は聞こえるが、会話の内容が聞き取れないという特徴があります。

人の聴力は30代頃からゆっくり下降しはじめますが、実際に聞こえにくくなりはじめるのは60代頃が多いようです。個人差が大きく、40代で聞こえにくくなる人もいれば、80代に入っても問題がない人などさまざまです。

老人性難聴の原因は加齢

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老人性難聴の原因は加齢であり、内耳の神経細胞や血管の老化、脳の機能の低下など、多くの要素が複雑に重なり合い起こります。騒音、薬、ストレス、高脂肪の食事、喫煙、遺伝なども老人性難聴の要因であると考えられています。

老人性難聴の発症にはBak遺伝子が必須

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人の細胞内には、エネルギーを作り出すミトコンドリアという小器官があります。
そのミトコンドリア内にあるBak遺伝子*が、内耳の細胞死(アポトーシス)を促進することが研究により明らかになりました。老人性難聴の発症にはBak遺伝子が必須であることが解明されたのです。

内耳細胞にあるミトコンドリア内の酸化ストレス障害**の増加が、Bak遺伝子を活性化させ、老人性難聴を引き起こすというわけです。

*Bakとはミトコンドリア内に存在する細胞死を促すたんぱく質のことです。

**酸化ストレス障害とは過剰な活性酸素により生体が攻撃されることにより生じるさまざまな障害のことをいいます。

コエンザイムQ10は老人性難聴の予防に役立つ

実験では抗酸化物質であるコエンザイムQ10、α-リポ酸、N-アセチルシステインの摂取は、正常な聴力を保つ働きがあることも示されました。この3つの物質はミトコンドリア内で活性酸素を除去し、酸化ストレスを減少させる作用があるとされています。これらの成分はBak遺伝子の発現を抑え、内耳の神経細胞の消失を防止し、老人性難聴を予防することが確認されたのです。

老人性難聴の発症にはBak遺伝子が必須であるという研究結果は、今後の老人性難聴のための薬の開発、並びに予防方法や治療方法の確立に期待を与えてくれるでしょう。

コエンザイムQ10をサプリメントで摂取する

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コエンザイムQ10は体内で作られる成分ではありますが、加齢に伴い体内量は減少します。老人性難聴を予防、改善するためにはサプリメントからの摂取が効率的です。

α-リポ酸、N-アセチルシステインを同時配合した、より強い抗酸化作用が期待できるコエンザイムQ10も販売されています。

α-リポ酸はコエンザイムQ10と似たような特徴がある成分です。コエンザイムQ10は脂溶性ですが、α-リポ酸は水溶性と脂溶性の両方の性質を持っています。α-リポ酸は酸化力を失ったコエンザイムQ10を再生する働きがあり、合わせて摂取するとより強い抗酸化作用が望めます。

N-アセチルシステインはアミノ酸の一種で、医薬品やサプリメントとして利用されています。体内に存在するグルタチオンという抗酸化物質の前駆物質であり、鉛、水銀などの重金属と結合し、体外へ排出する働きがあります。海外では去痰薬としても販売されています。強い抗酸化作用があります。

老人性難聴を進行させないために

老人性難聴を進行させないためには、血行を促進することも大切です。耳の血行不良は聴覚を司る器官や神経系統の機能を低下させ、難聴の進行につながります。
喫煙や高脂肪の食事は血行不良の原因のひとつなので、控えるようにしましょう。

コエンザイムQ10はエネルギーを作り出すことにより血行を改善する働きもあります。老人性難聴だけではなく健康維持のためにも、コエンザイムQ10を毎日摂取しましょう。

まとめ

老人性難聴は加齢に伴う耳の機能の低下です。

老人性難聴の発症にはBak遺伝子という細胞死を促すたんぱく質が必須です。

酸化ストレス障害の増加によりBak遺伝子が活性化されると、老人性難聴が起きることが明らかにされています。

コエンザイムQ10は強い抗酸化作用があり、酸化ストレスを減少させ、Bak遺伝子の発現を抑え老人性難聴を予防する働きがあります。

α-リポ酸、N-アセチルシステインにもコエンザイムQ10と同様に酸化ストレスを減少させる働きがあります。

老人性難聴を進行させないためには血行不良の改善が望まれます。コエンザイムQ10には血行を促進する働きもあります。

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