コエンザイムQ10と飲み合わせに気をつけたい成分や食品

サプリメントは単独で飲むと問題がなくても、ほかの成分と一緒に摂取すると、飲み合わせが良くないことがあります。コエンザイムQ10にも飲み合わせに注意が必要な成分がいくつかあります。コエンザイムQ10と飲み合わせに気をつけるべき成分について説明しましょう。

コエンザイムQ10と飲み合わせが悪い成分・食品

キチン・キトサン

詳細を読む

キチンはカニや海老などの甲殻類の殻や昆虫の殻、きのこの細胞壁に含まれる多糖類で不溶性の食物繊維です。キチンを加工したものがキトサンで、その中に約16%のキチンが含まれているため、合わせてキチン・キトサンとして取り扱われています。キチン・キトサンは厚生労働省から特定保健用食品(トクホ)に認定されています。

キチン・キトサンは高コレステロール値や貧血の改善、便秘や毒素の排出、免疫力の向上が期待できる成分としてサプリメントで広く販売されています。

コエンザイムQ10は脂溶性で、油には溶けますが水にはほとんど溶けず、吸収率が悪いというデメリットがあります。キチン・キトサンは油を吸着し体外へ排出する働きがあり、コエンザイムQ10と一緒に摂取すると、コエンザイムQ10の吸収を一層悪くしてしまいます。

カフェイン

詳細を読む

コーヒー、お茶、清涼飲料水、チョコレート、ココアなど、多くの食品に含まれているカフェインは中枢神経を興奮させ眠気を覚まし、利尿を促進する作用があるアルカロイドの一種です。アルカロイドとは窒素を含んだ、塩基性の植物成分のことです。

カフェインは鉄分とカルシウムなどの栄養成分の吸収を妨害します。元々吸収率の良くないコエンザイムQ10をカフェインと一緒に摂取すると、さらに吸収率が落ちてしまう可能性があり、一緒に摂取するのはおすすめできません。

ビタミンK

詳細を読む

ビタミンKは血液を固める作用のあるビタミンとして知られています。食品に含まれるビタミンKはK1、K2の2種類があり、K1はほうれん草などの緑黄色野菜に、K2は納豆や乳製品などに含まれています。

ビタミンKが不足すると、怪我をした時に出血が止まらなくなる可能性があります。コエンザイムQ10はビタミンKと良く似た作用があるため、一緒に摂取すると血液が凝固する作用が高まり、血栓や脳梗塞などの原因になる可能性があります。コエンザイムQ10とビタミンKは同時に摂取しないようにしましょう。

グレープフルーツジュース

詳細を読む

グレープフルーツジュースは高血圧の薬であるカルシウム拮抗薬と相互作用があり、同時に摂取しないほうがよいとされています。理由はグレープフルーツジュースに含まれるフラノクマリンという成分が、腸管で薬の分解に関わる代謝酵素の働きを阻害するためです。この作用により、腸管で分解されなかった薬の成分が体内に多く残り、薬の効果が強まり、血圧が下がり過ぎる可能性があります。

コエンザイムQ10にも血圧を調整する働きがあり、グレープフルーツジュースと一緒に摂取すると血圧の調整が崩れる可能性がないとはいえず、飲み合わせが悪いといわれています。ちなみにジュースだけでなく、グレープフルーツの果肉にも同様の作用があるので注意しましょう。

まとめ

サプリメントは薬品ではなく食品に分類されます。食品であっても、避けたほうが良い飲み合わせがあるのです。せっかく摂取しても、飲み合わせにより効果が薄れたり、逆に効果が強くなりすぎては健康上好ましくありません。これからコエンザイムQ10を摂取しようと考えている人は、飲み合わせについて事前に確認しておくようにしましょう。

MENU